フェデラーは第1セットから安定したストローク、強烈なワイドとセンターのサーブで、終始ツォンガを圧倒しました。
ゲームカウントは、6−2、6−3、6−2で、ツォンガに攻撃の時間を与えない早い展開で、試合時間は約1時間30分でした。
フェデラーの強烈なフォアハンドは定評がありますが、今大会は、バックハンドの切れが一段と増したようです。
片手バックハンドの弱点だったボールを落として下から回転をかけるスイングが少なくなり、高い打点で回転をかけて相手をコートの外に追い出す打球が多くなりました。
打点を落とさずに攻撃を仕掛けると、相手のタイミングを狂わせることができます。これまでのフェデラーは、片手バックハンドの弱点を突かれ、ダブルバックハンドの相手にストレートのダウンザラインに返球されて逆襲されるケースが多かったのですが、今回は、打つタイミングが速くなったため、相手がクロス側でも、サイドラインで追いつけないケースも見られました。
もう一つは、バックボレーの強化です。ボレーで決める際には、オープンコートを狙うため、フェデラーは、時に弱いボールを打つ傾向がありました。これを相手に追いつかれ、叩かれました。
しかい、今回のフェデラーは、ボレーでも相手をコートの外に追い出すことを徹底したようです。
これらの技術を可能にするには、オフコートでの体幹強化トレーニングが、いかに厳しかったかを伺わせます。
常に進化し続けるフェデラー、決勝戦ではマレー相手にどんなスーパーショットを見せてくれるでしょうか。楽しみです。
タグ:決勝


